2008年05月09日

バイエル82番

以前に名無しさんからリクエストをいただいた82番です。1ヶ月も前のことなので既に用済みなのかもしれませんが、演奏に取り組むきっかけをいただいたので挑戦してみました。





この曲の録音を数週間も取り組んでおり、演奏回数は数百回にのぼりました。しかしながら、それらはすべてボツ演奏となりました。私の想像する82番とは大きな乖離があったのです。
原因は、まず精神的脱力ができていないからと考えられます。肉体的脱力のためは、ピアノテクニックの熟達と共に、精神的脱力も必要です。ここで言う精神的な力みとは、私の場合「カッコよく弾いてやろう」などという雑念のことです。インターネットに自らの演奏をさらすわけですから、演奏にあたって緊張するのは当然といえます。むしろ緊張があるからこそ自らの持てる力を発揮できるのですが、雑念の類からくる緊張はまったくの逆効果です。音楽において最も重要な概念の一つとして「自然であること」が挙げられます。精神的にも自然な状態になければ、良い演奏は生まれないと思うのです。
また、練習がまったくといっていいほど功を奏していないことも挙げられます。練習は、がむしゃらに回数をこなせばよいというわけではないことは知ってはいましたが、ようやく実感を伴って理解した気がします。練習しても効果が上がらないときは、練習方法を見直さなければなりません。
ピアノに向う上での、今後の重要な課題として肝に銘じます。
posted by ジュニア at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 演奏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
音楽に向き合ってる真摯なお気持ちがにじみ出ている演奏だと思いました。
小2の息子に聞かせたところ、ぜんぶきかせて、と黙って聴き、へー、ぼくバイエルが好きになっちゃった、と語っていました。
息子もそうですが、私もバイエルを引き返してみようと思っています。
こちらは何も努力しないで恐縮ですが、次の演奏を心待ちにしています。
Posted by コモド at 2008年05月13日 23:28
引き、ではないですね。
弾きです。
紙に文字を書くのとは違って、PCでは、こういう間違いをよくしてしまうのです。はい、言い訳です。
確認をしていないだけです。
すみませんでした。
Posted by コモド at 2008年05月13日 23:39
>コモドさん
いつもありがとうございます。
今回アップした演奏は、どうも頭でっかちになってしまった気がします。何回も弾いたからといってうまくなるとは限りませんね。
お子さんがバイエルを好きになってくれてなによりです。研究者としてこれほど嬉しいことはありません。当ブログでは具体的な演奏方法には言及していませんし、本物のピアノを通じてでないと伝えられないことがたくさんあるのですが、「バイエルを好きになった」という、いわば「美しさを感じる心」は何よりも音楽の理解に必要なことです。その断片がお子さんに生じつつあるのだと思います。
何も努力していないとのことですが、先日いただいたコメントからコモドさんが音楽に対して真剣に取り組もうとされているのだと感じました。これは努力より価値あることだと私は思います。努力やがんばりだけで音楽的に進歩できるとは限らないからです。それより何より、お子さんと音楽の喜びを共有されていることがすばらしいことと感じます。
Posted by ジュニア at 2008年05月15日 00:01
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